「そば処 なかい」は会津の新しい玄関口、下郷町で営むそばのお店です。 国道289号線を白河方面から会津に入り、最初の集落「大松川」の旧街道沿いに当店はあります。

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 冷涼な気候の南会津では昔から、そばが栽培されてきました。いろいろな種類のそばがありましたが、最近では会津の在来種の中から選抜し 育成された品種「会津のかおり」が多く作られています。名前のとおりそばの香りがよく弾力のあるコシが特徴です。

※人工的な交配はしていません。下郷町音金地区の在来種が「会津のかおり」になりました。

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 「会津のかおり」は下郷町(音金地区)から収集した系統で、平成19年に品種登録をして「会津のかおり」と命名されました。この「会津のかおり」は品種にする過程で、人為的な交配(品種同士の掛け合わせ)などは一切行っていません。あくまでも収集した系統のまま、その持ち味の勝負で選抜という「リーグ戦」を闘ってもらい、勝ち残った種が「会津のかおり」になりました。
 何人もの厳しい審判の立ち会いのもと、持って生まれた実力のみで勝ち抜いたものが「会津のかおり」になったのです。いわば「在来種の中の在来種」ということが言えます。
 当店ではこの適地適作化された「原種」と言うべき「会津のかおり」を地元で作る生産農家から石臼挽きで分けてもらっています。